正答4
解説
正解は4です。
基準値の定義、検査の感度・特異度、心電図や画像検査の原理を問う問題です。
臨床検査の基本的な考え方を理解しているかが問われます。
【選択肢別解説】
1:× 基準値(基準範囲)は、健常者の測定値の99%ではなく95%が含まれる範囲です。
そのため、健常者でも約5%は基準範囲から外れます。
2:× スクリーニングに適しているのは、特異度ではなく感度の高い検査です。
感度が高いと病気の人を見逃しにくく、ふるい分けの目的に合うからです。
3:× 心電図のQRS波は、心房ではなく心室の興奮(脱分極)を反映しています。
心房の興奮を反映するのはP波です。
4:○ CRP(C反応性たんぱく質)値の上昇は、炎症を反映しています。
CRPは炎症や組織の損傷が起こると肝臓で急速に作られる急性期たんぱく質だからです。
5:× CT(コンピュータ断層撮影)は、磁気ではなくX線を利用しています。
磁気を利用するのはMRI(磁気共鳴画像)です。
【ポイント】
感度は「病気の人を陽性と判定する割合」、特異度は「病気でない人を陰性と判定する割合」です。
スクリーニングには感度の高い検査、確定診断には特異度の高い検査が向いています。