正答4
解説
正解は4です。
炎症・変性・細胞死・細胞の適応といった病理学の基本用語を問う問題です。
用語の定義を正確に区別できるかがポイントです。
【選択肢別解説】
1:× 急性細菌感染で浸潤する細胞は、リンパ球ではなく主に好中球です。
リンパ球は、慢性炎症やウイルス感染で主体となります。
2:× 急性炎症では、血管の透過性は低下するのではなく亢進します。
血漿成分や白血球が血管外へ出て、腫脹(はれ)が生じます。
3:× アミロイド変性は、脂肪変性の一つではありません。
アミロイドという異常なたんぱく質が細胞の外に沈着する変性です。
4:○ アポトーシスは、プログラムされた細胞死です。
遺伝子によって制御された細胞死で、細胞は縮小して断片化し、周囲に炎症を起こさずに処理されます。
5:× 組織を構成する細胞の容積が増大するのは、過形成ではなく肥大です。
過形成は、細胞の数が増えることで組織が大きくなる変化です。
【ポイント】
アポトーシスは炎症を伴わない計画的な細胞死、ネクローシス(壊死)は炎症を伴う受動的な細胞死です。
肥大は「細胞が大きくなる」、過形成は「細胞が増える」と区別します。