正答5
解説
正解は5です。
経腸栄養法の実施方法と合併症への対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× カテーテルの先端は回腸ではなく、胃・十二指腸・空腸に留置します。
回腸では栄養素を吸収できる腸管が短くなり、栄養投与経路として用いません。
2:× 胃食道逆流の予防には、仰臥位ではなく上半身を30〜45度挙上した体位をとります。
仰臥位では栄養剤が逆流し、誤嚥性肺炎の危険が高まります。
3:× 胃瘻は1週間以内の短期管理ではなく、おおむね4週間以上の長期管理に用います。
短期間であれば経鼻チューブを用いるのが一般的です。
4:× 持続投与で1時間当たり300 mLは速すぎます。
下痢や逆流を防ぐため、毎時数十mL程度の低速から開始し、状態を見ながら漸増します。
5:○ 成分栄養剤は脂質をほとんど含まないため、長期投与では必須脂肪酸欠乏に注意が必要です。
予防には脂肪乳剤の静脈投与などを併用します。
【ポイント】
成分栄養剤は窒素源がアミノ酸で消化を必要としない一方、脂質が極めて少ないのが特徴です。
経腸栄養の期間が4週間を超える見込みなら胃瘻・腸瘻を検討します。