正答4
解説
正解は4です。
ホスピスでの緩和医療の考え方を問う問題です。
緩和医療の目的は、延命ではなく苦痛を和らげて生活の質(QOL)を保つことです。
【選択肢別解説】
1:× 緩和医療では、痛みなどの症状を和らげるために薬物を積極的に使います。
医療用麻薬(オピオイド)による疼痛管理が代表例です。
2:× 終末期には、一律に30kcal/kg標準体重/日以上を確保するのではありません。
病状や本人の希望に合わせ、負担にならない量に調整します。
3:× 誤嚥のリスクがあっても、経口摂取が直ちに禁忌になるわけではありません。
食形態や姿勢を工夫し、本人の「食べたい」という希望を尊重します。
4:○ ホスピスでは、延命を目的とした抗がん剤の投与は行いません。
治療の副作用による苦痛を避け、QOLを優先するためです。
5:× 終末期の低栄養患者に、一律に中心静脈栄養(TPN)を行うことはしません。
過剰な輸液は浮腫や胸水・腹水を悪化させ、苦痛を増すことがあります。
【ポイント】
終末期の栄養管理は、栄養状態の改善よりも、本人の希望と快適さを優先します。