正答2
解説
正解は2です。
ATPの性質と、電子伝達系を中心とした生体酸化を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× グルタチオンは、活性酸素の産生ではなく除去に関わる抗酸化物質です。
グルタチオンペルオキシダーゼの働きで、過酸化水素や過酸化脂質を還元します。
2:○ ATPは、リン酸どうしの結合(高エネルギーリン酸結合)を2つもつ高エネルギーリン酸化合物です。
加水分解でエネルギーを放出し、生体のエネルギー通貨として働きます。
3:× 脱共役たんぱく質(UCP)は、ATP合成を促進するのではなく抑制します。
水素イオンの濃度勾配を逃がし、エネルギーを熱として放散させます。
4:× ATPは、栄養素を分解する異化の過程で産生されます。
同化は、ATPを消費して物質を合成する過程です。
5:× 電子伝達系の最終的な電子受容体は、水素分子ではなく酸素分子です。
酸素が電子と水素イオンを受け取り、水が生じます。
【ポイント】
褐色脂肪組織のUCP1による熱産生は、寒冷時の体温維持に役立ちます。
「異化でATPをつくり、同化でATPを使う」と整理しましょう。