コンクリートのひび割れの補修に関する次の記述のうち、「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針2013」(公益社団法人日本コンクリート工学会) によれば、最も不適切なものはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「コンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針2013」によるひび割れ幅と挙動に応じた補修工法の選定を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 挙動が小さい幅0.2mm未満程度の微細なひび割れには、ポリマーセメントペースト等による「ひび割れ被覆工法」が適用されます。
2:○ 挙動が小さい幅0.2mm以上1.0mm以下程度のひび割れには、エポキシ樹脂やアクリル樹脂系注入材、ポリマーセメント系注入材などによる「注入工法」が適用されます。
3:× 挙動が大きいひび割れには、ひび割れの動きに追従できる軟質形(可とう性)のエポキシ樹脂や、アクリル樹脂系などの注入材を用いる必要があります。
ポリマーセメントペーストは硬質で伸縮に追従できないため、挙動の大きいひび割れの「注入工法」に用いるのは不適切です。
4:○ 挙動が大きい幅1.0mm程度のひび割れには、シーリング材や可とう性エポキシ樹脂を用いた「充填工法」が適用されます。
【ポイント】
「挙動が大きいひび割れ=追従性のある軟質(可とう性)材料」「セメント系材料は挙動が小さいひび割れ向け」と整理しましょう。