次のアーエの記述のうち、標準管理委託契約書によれば、適切なものはいくつあるか。
アマンション管理業者(マンション管理適正化法第2条第8号に規定する者をいう。以下同じ。) が行う管理事務(マンション管理適正化法第2条第6号に規定するものをいう。以下同じ。) の対象となる部分は、管理規約により管理組合が管理すべき部分のうち、マンション管理業者が受託して管理する部分であり、オートロック設備や宅配ボックスも管理事務の対象に含まれる。
イマンション管理業者が行う管理事務の内容として、事務管理業務、管理員業務、清掃業務、建物・設備管理業務及び警備業法に定める警備業務がある。
ウマンション管理業者は、建築基準法第12条第1項に規定する特定建築物定期調査及び同条第3項に規定する特定建築物の建築設備等定期検査を行うとともに、その報告等に係る補助を行うものとする。
エマンション管理業者は、受託した管理事務の内容にかかわらず、災害又は事故等の事由により、管理組合のために、緊急に行う必要がある業務で、管理組合の承認を受ける時間的な余裕がないものについては、管理組合の承認を受けないで実施することができる。
正答3
解説
正解は3(適切なものは三つ)。
標準管理委託契約書における管理対象部分、管理事務の内容、建物・設備管理業務、緊急時の業務の規定を問う個数問題です。
【選択肢別解説】
ア:○ 管理事務の対象となる部分は、管理規約により管理組合が管理すべき部分のうち、マンション管理業者が受託して管理する部分です。
オートロック設備や宅配ボックスといった専有部分に属さない建物の附属物も、管理対象部分に含まれます。
イ:× 標準管理委託契約書の管理事務は、事務管理業務、管理員業務、清掃業務、建物・設備管理業務の4つです。
警備業法に定める警備業務は、管理事務に含まれません(消防法上の防火管理者が行う業務も同様に含まれない)。
「警備業法に定める警備業務」を含めている点が誤りです。
ウ:○ 建物・設備管理業務(別表第4)として、建築基準法12条1項の特定建築物定期調査及び同条3項の建築設備等定期検査を行い、その報告等に係る補助を行うことが定められています。
エ:○ マンション管理業者は、災害又は事故等の事由により管理組合のために緊急に行う必要がある業務で、管理組合の承認を受ける時間的な余裕がないものについては、受託した管理事務の内容にかかわらず、管理組合の承認を受けないで実施することができます。
この場合、速やかに書面で業務の内容と費用を通知しなければなりません。
よって適切なものはア・ウ・エの三つです。
【ポイント】
管理事務は「事務管理・管理員・清掃・建物設備管理」の4業務で、警備業務と防火管理者業務は含まれない点が頻出のひっかけです。