2017年度 管理業務主任者試験 問23
浄化槽に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
正答1
解説
正解は1。 浄化槽の漏水検査、放流水の水質基準、処理対象人員算定基準、処理方法の分類を問う問題です。 【選択肢別解説】 1:× 屎尿浄化槽は、満水して「24時間以上」漏水しないことを確かめなければなりません(建築基準法施行令33条)。 「12時間以上」とする点が誤りです。 2:○ 合併処理浄化槽(地下浸透方式を除く)の汚物処理性能には、放流水に含まれる大腸菌群数が1立方センチメートルにつき3,000個以下とする技術的基準があります(建築基準法施行令32条)。 3:○ JIS A 3302の処理対象人員算定基準では、「住宅」は延べ面積に応じて5人又は7人、「共同住宅」は延べ面積に0.05を乗じた人数とするなど、算定基準が異なります。 4:○ 浄化槽の主たる処理方法は、微生物を付着させた媒体(ろ材など)を用いる生物膜法と、微生物を浮遊させる活性汚泥法に大別されます。 【ポイント】 浄化槽の漏水検査は「満水24時間以上」、大腸菌群数は「3,000個/cm3以下」と数字で覚えましょう。法改正による注意
正答と採点は出題当時の正解によります。
肢2は、2025年4月施行の建築基準法施行令の改正により、現行法では不適切な記述です。屎尿浄化槽・合併処理浄化槽の汚物処理性能の技術的基準のうち放流水の衛生指標は、改正前の「大腸菌群数(1立方センチメートルにつき3,000個以下)」から「大腸菌数(1ミリリットルにつき800コロニー形成単位以下)」に改められ、大腸菌群数についての基準はなくなりました。現行法では不適切なものは肢1と肢2の2つになり、この問題は成立しません。 根拠:建築基準法施行令第32条第1項第2号(2025年4月1日施行) (2026年10月時点の法令による)