正答3
解説
正解は3です。
母子感染の経路には、胎盤を通る経胎盤感染、分娩の時に産道で感染する経産道感染、母乳を介する経母乳感染があります。
病原体ごとに主な感染経路が決まっており、それに応じた予防策がとられます。
【選択肢別解説】
1:× トキソプラズマは、主に胎盤を通して胎児に感染します。
先天性トキソプラズマ症として、水頭症や網脈絡膜炎などを起こします。
2:× パルボウイルス B19は、胎盤を通して胎児に感染します。
胎児の貧血や胎児水腫の原因になります。
3:○ B 群溶血性レンサ球菌(GBS)は、母体の腟や直腸に常在し、分娩の時に産道で新生児に感染します。
新生児の敗血症や髄膜炎の原因となるため、保菌している妊婦には分娩時に抗菌薬を投与します。
4:× 成人 T 細胞白血病ウイルス(HTLV‑1)の母子感染は、主に母乳を介して起こります。
予防には人工栄養などが選択されます。
【ポイント】
経産道感染の代表は、GBS、B 型肝炎ウイルス、性器ヘルペス、クラミジアなどです。
妊娠35〜37週ごろに GBS の検査を行い、陽性なら分娩時に抗菌薬を投与します。