第115回 看護師国家試験 午後問180
乳児の呼吸器の解剖学的な特徴で正しいのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
乳児の肋骨はほぼ水平位で、胸郭は前後径と左右径がほぼ等しい円柱状(樽状)である。
これにより肋間筋による胸式呼吸(肋骨の挙上による胸腔拡大)が困難で、横隔膜呼吸(腹式呼吸)が優位となるのが乳児の呼吸の特徴である。
腹式呼吸優位のため、腹部膨満(消化管ガス、肝腫大など)で容易に呼吸障害が起こる。
2の肺胞数は成人より少なく(出生時約3,000万個、成人約3億個)、生後数年で増加して8歳頃に成人レベルに達する。
3の胸郭左右径2倍は成人の特徴であり乳児はほぼ1:1。
4の気道内径は絶対的にも相対的にも細く、わずかな浮腫や分泌物で容易に閉塞する(乳児はクループや急性細気管支炎で重篤化しやすい)。
乳児はまた喉頭が高位にあり、舌が口腔内で大きいなど、呼吸管理上重要な特性が多い。まとめて解く
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