正答3
解説
正解は3です。
加齢によるもの忘れと認知症によるもの忘れは、忘れ方の違いで区別します。
加齢によるもの忘れは、体験の一部を忘れたり、思い出すのに時間がかかったりするもので、ヒントがあれば思い出せます。
認知症では体験そのものを忘れ、忘れたことの自覚も乏しくなり、日常生活に支障が出ます。
【選択肢別解説】
1:× 夕食を食べたこと自体を覚えていないのは、体験の全体を忘れている状態です。
認知症によるもの忘れの特徴です。
2:× 家族から電話があった出来事そのものを忘れるのは、体験の全体の忘却です。
認知症によるもの忘れが疑われます。
3:○ 友人の顔は分かっていて、名前を思い出すのに時間がかかるだけの状態です。
記憶を引き出す速さが落ちたもので、加齢によるもの忘れの典型です。
4:× 自分が今どこにいるのか分からないのは、場所の見当識障害です。
もの忘れではなく、認知症の中核症状です。
【ポイント】
「体験の一部を忘れる=加齢」「体験の全体を忘れる=認知症」と区別します。
見当識障害や、日常生活への支障の有無も、認知症を見分ける手がかりになります。