第115回 看護師国家試験 午後問177
加齢による「もの忘れ」はどれか。
正答3
解説
正解は3。
加齢による生理的なもの忘れは、出来事の一部(人の名前や物の場所、固有名詞など)を思い出しにくいが、思い出した・出来事自体は覚えており、もの忘れの自覚があるのが特徴である。
「友人の顔を見て名前を思い出すのに時間がかかった」は典型的な良性健忘で、後で思い出せれば日常生活に支障はない。
1の食事をしたこと自体を忘れる(体験全体の欠落)、2の電話を受けた出来事全体を忘れる、4の場所失認(自分の現在地がわからない)はいずれも認知症(特にアルツハイマー型)に特徴的なエピソード記憶障害・見当識障害で、自覚に乏しく生活に支障をきたす点で病的健忘である。
生理的健忘と病的健忘の鑑別は早期発見・早期介入の鍵となり、軽度認知障害(MCI)の段階での対応が認知症進行抑制に重要である。まとめて解く
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