正答2
解説
正解は2です。
胎児は肺で呼吸をしていないため、胎児循環には肺を通らずに血液を送る短絡路があります。
卵円孔、動脈管、静脈管の3つが代表的で、それぞれの位置と役割を区別して覚える必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 右心室と左心室の間の壁は心室中隔です。
ここに孔が残る病気は心室中隔欠損症であり、卵円孔ではありません。
2:○ 卵円孔は右心房と左心房の間の心房中隔にある孔です。
胎盤から下大静脈を通って右心房に戻った酸素の多い血液を、左心房へ直接流して全身に送ります。
3:× 肺動脈と大動脈の間をつなぐ短絡路は動脈管(ボタロー管)です。
肺へ行くはずの血液を大動脈へ流します。
4:× 臍静脈と下大静脈の間をつなぐ短絡路は静脈管(アランチウス管)です。
胎盤からの血液の多くを、肝臓を通さずに下大静脈へ流します。
【ポイント】
出生後に肺呼吸が始まると左心房の圧が上がり、卵円孔は機能的に閉じます。
閉鎖した卵円孔は卵円窩、動脈管は動脈管索、静脈管は静脈管索として残ります。