正答4
解説
正解は4です。
蓄尿と排尿にかかわる膀胱の反射を引き起こす刺激を問う問題です。
膀胱に尿がたまると膀胱壁が引き伸ばされ、壁内の伸展受容器が興奮します。
この信号が骨盤神経を通って脊髄や脳に伝わり、尿意や排尿反射の調節が起こります。
【選択肢別解説】
1:× 外からの圧迫は、膀胱の反射を起こす本来の刺激ではありません。
膀胱内圧の変化は尿の貯留による壁の伸展を通じて感知されます。
2:× 痛みは膀胱炎などの病的な状態で生じる感覚です。
蓄尿の反射を起こす生理的な刺激ではありません。
3:× 温度は膀胱の反射を起こす刺激ではありません。
膀胱壁の受容器は主に伸展に反応します。
4:○ 尿が150〜200mL程度たまると膀胱壁の伸展が受容器を興奮させ、初発尿意が生じます。
伸展刺激が蓄尿・排尿反射の起点です。
【ポイント】
蓄尿時は交感神経(下腹神経)が膀胱を弛緩させ、内尿道括約筋を収縮させます。
排尿時は副交感神経(骨盤神経)が膀胱排尿筋を収縮させ、陰部神経の抑制で外尿道括約筋が緩みます。