正答3
解説
正解は3です。
第2〜第4腰髄(L2〜L4)の障害を調べるには、この髄節を反射弓に含む深部腱反射を確認します。
膝蓋腱反射は大腿神経を介し、L2〜L4 の脊髄で反射弓が成立します。
【選択肢別解説】
1:× 輻輳反射は、近くを見たときに両眼が内側に寄り縮瞳する反射です。
中枢は中脳で動眼神経が関わるため、腰髄の評価には使いません。
2:× 腹壁反射は、腹壁をこすると腹筋が収縮する表在反射です。
反射弓は第7〜第12胸髄にあり、腰髄ではありません。
3:○ 膝蓋腱を叩くと大腿四頭筋が収縮し、下腿が伸展します。
求心路・遠心路とも大腿神経で、中枢は L2〜L4 の腰髄です。
反射の減弱や消失から、この部位の障害を推定できます。
4:× Trousseau〈トルソー〉徴候は、上腕をマンシェットで圧迫すると手指が助産師手位に攣縮する所見です。
低カルシウム血症によるテタニーの徴候で、脊髄の髄節の評価ではありません。
5:× Blumberg〈ブルンベルグ〉徴候は、腹部を圧迫して急に離すと痛みが強まる反跳痛です。
腹膜刺激症状を示し、虫垂炎などで陽性になります。
【ポイント】
深部腱反射の髄節は、上腕二頭筋反射 C5〜C6、上腕三頭筋反射 C6〜C8、膝蓋腱反射 L2〜L4、アキレス腱反射 S1〜S2 が基本です。
「膝は L4 前後、アキレスは S1」と組にして覚えると整理しやすくなります。