第113回 看護師国家試験 午後問228
Aさん(32歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。
骨盤位のために妊娠38週0日に予定帝王切開術で午前11時に男児を出産した。
分娩時出血量は480mLであった。
出生後、手術室で男児と面会をして「無事に生まれてきてくれてありがとう」と話した。
帰室後、子宮底は臍高、硬度良好、悪露は赤色で20gであった。
後陣痛と創部痛があり夜間に鎮痛薬を使用した。
帝王切開術後5日、診察の結果、明日退院することになった。
A さんの乳房は緊満しており、乳管は左右とも5、6本開通している。
母児同室を行い、児の哺乳の欲求に合わせて1日 10 回の授乳を行っている。
「母乳で育てたいと思っています。
でもおっぱいが張ってつらいです。
この子も上手に吸ってくれません」と看護師に話した。
このときの看護師の説明で適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「「授乳前に乳輪を柔らかくしましょう」」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「「授乳の回数を減らしましょう」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2は、設問で問われた適切なものの条件に合う。
3の「「授乳と授乳の間は乳房を温めましょう」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
4の「「乳房の緊満が強くなるのはこれからです」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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