第113回 看護師国家試験 午後問229
Aさん(65歳、男性)は、妻と自営業を営んでおり、2人で暮らしている。
2か月前に仕事で大きな失敗をし、謝罪と対応に追われ、あまり夜に眠れなくなり、食欲不振が続いている。
1か月前から気分が落ち込み、仕事で妻から間違いを指摘されたことで自信をなくしていた。
Aさんは死んでしまいたいと思い、夜に自宅でロープを使って自殺を図ろうとしたところを妻に見つけられた。
妻に付き添われ、精神科病院を受診し、うつ病と診断された。
受診当日に入院し、抗うつ薬の内服が開始された。
Aさんは「生きていても仕方がない。どうせ誰も分かってくれない」と看護師に話した。
このときの看護師の対応で適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「「A さんがつらい状況にあることを私は心配しています」」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「「生きていれば良いことがありますよ」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2の「「薬を飲むと数日で効いて楽になります」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3の「「悲しいことが続くときは誰にでもあります」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
4は、設問で問われた適切なものの条件に合う。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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