正答2
解説
正解は2です。
発熱から解熱までの、体温のセットポイント(設定温度)と実際の体温(核心温度)の関係を問う問題です。
図では、点線のセットポイントが約37℃から約39.5℃に急に上がり、実線の実際の体温は少し遅れて上昇しています。
その後セットポイントが約37℃に下がると、実際の体温も遅れて下がっています。
実際の体温がセットポイントより低いとき、体は熱をつくり逃がさないように働き、全身のふるえ(悪寒戦慄)が起こります。
【選択肢別解説】
1:× ①はセットポイントが上がる前で、実際の体温はセットポイントとほぼ同じ約37℃です。
熱をつくる必要がないため、ふるえは起こりません。
2:○ 正しいです。
②はセットポイントが上がった直後で、実際の体温がまだセットポイントより低い時期です。
体は筋肉をふるわせて熱をつくり、皮膚の血管を収縮させて熱を逃がさないようにするため、全身のふるえと寒気が起こります。
3:× ③は実際の体温がセットポイントに達した時期です。
熱の産生と放散がつり合っているため、ふるえはおさまり、体が熱く感じられます。
4:× ④もセットポイントが下がる前で、実際の体温はセットポイント付近で保たれています。
ふるえは起こりません。
5:× ⑤はセットポイントが下がり、実際の体温がセットポイントより高くなった時期です。
体は熱を逃がすために発汗し、皮膚の血管を広げるため、ふるえではなく発汗が見られます。
【ポイント】
発熱の経過は「体温上昇期は悪寒・ふるえ、極期は熱感、解熱期は発汗」と対応させて覚えます。
悪寒があるときは保温し、熱感が出てきたら冷罨法や薄着にするなど、時期に合わせてケアを変えます。