正答3
解説
正解は3です。
乳房は、乳汁を産生する乳腺と、それを包む脂肪組織からなります。
乳腺の発生や、乳汁の産生・排出に関わるホルモンの働きを整理して考えます。
【選択肢別解説】
1:× 月経前に乳房が張りやすいのは、主にプロゲステロンの影響です。
黄体期に分泌が増えるプロゲステロンが乳腺を発達させ、水分を貯留させるためです。
2:× 乳腺の周囲にある筋上皮細胞は、オキシトシンによって弛緩ではなく収縮します。
収縮によって乳汁が乳管へ押し出され、射乳が起こります。
3:○ 乳腺は、汗腺の一種であるアポクリン汗腺が変化してできたものです。
発生学的に皮膚の付属器であり、そのため皮下に存在します。
4:× 乳房の脂肪組織は、褐色脂肪組織ではなく白色脂肪組織です。
褐色脂肪組織は熱を産生する組織で、新生児の肩甲骨周囲などに多く存在します。
5:× 乳汁を産生するのは、乳管ではなく乳腺の腺房(腺胞)です。
乳管は、腺房で作られた乳汁を乳頭まで運ぶ管です。
【ポイント】
乳汁の産生はプロラクチン、乳汁の排出(射乳)はオキシトシンと区別して覚えます。
乳児の吸啜刺激が、両方のホルモンの分泌を促します。