正答4
解説
正解は4です。
図は左側が右大脳半球、右側が左大脳半球の外側面です。
どちらも小脳のある側が後方(後頭葉)で、図の中央寄りが前方(前頭葉)です。
①は右半球の外側溝の後方(上側頭回の後部)、②は右半球の前頭葉下部、③は左右の前頭葉の前端を示します。
④は左半球の前頭葉下部(下前頭回の後部)、⑤は左半球の外側溝の後方(上側頭回の後部)を示しています。
【選択肢別解説】
1:× ①は右半球の上側頭回の後部で、左半球ならウェルニッケ野に当たる位置です。
右利きの健常成人では言語中枢はありません。
2:× ②は右半球の下前頭回の後部で、ブローカ野と左右対称の位置です。
右利きの人の言語中枢は通常左半球にあるため、ここはブローカ野ではありません。
3:× ③は前頭葉の前端(前頭前野)で、思考や判断、意欲などの高次機能に関わる領域です。
4:○ ④は左半球の下前頭回の後部です。
右利きの人の多くは左半球が言語の優位半球なので、ここが運動性言語中枢(ブローカ野)です。
5:× ⑤は左半球の上側頭回の後部で、言葉の理解を担う感覚性言語中枢(ウェルニッケ野)です。
【ポイント】
ブローカ野の障害では、言葉は理解できるのにうまく話せない運動性失語になります。
ウェルニッケ野の障害では、流暢に話せるのに言葉が理解できない感覚性失語になります。