第106回 看護師国家試験 午後問218
Aちゃん(11歳、女児)。
眼瞼浮腫がみられたため、眼科を受診し治療を受けたが改善しなかった。
その後、Aちゃんと母親が下腿の浮腫に気付き眼科の医師に相談したところ、特発性ネフローゼ症候群を疑われたため、小児科のある病院を紹介され受診した。
Aちゃんは排尿回数が減少し、全身に浮腫が認められた。
血圧は 110/68 mmHg であった。
尿検査を行い、尿蛋白4+であった。
血液検査は、アルブミン 1.3 g/dL、総コレステロール 350 mg/dL、クレアチニン 0.4 mg/dL、Na 130 mEq/L、 K 4.5 mEq/L であった。
特発性ネフローゼ症候群と診断され入院した。
Aちゃんが摂取を制限する必要があるのはどれか。
正答1
解説
正解は1(ナトリウム)。
特発性ネフローゼ症候群は大量蛋白尿(尿蛋白3+以上)・低アルブミン血症・浮腫・高コレステロール血症を呈し、低Naで全身浮腫が著明な状態。
治療では循環血漿量増加と浮腫悪化を避けるため塩分(ナトリウム)制限が必須で、選択肢1が正解。
一般に乳幼児ネフローゼでは食塩相当2〜3g/日に制限する。
選択肢2のカリウムは血清K4.5mEq/L(正常範囲)で制限不要。
腎不全進行時や利尿薬・ステロイド使用時に検討する。
3の蛋白質はかつて制限されたが、現在は腎機能維持と成長に必要な標準量摂取を推奨する。
4の水分は厳格な制限は通常不要で、過剰摂取は避けつつ普通量摂取が原則。
5のリンも腎機能正常なら制限不要となる。まとめて解く
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