Cさん(3歳)は、24時間の人工呼吸器管理、栄養管理と体温管理が必要であり、母親(32歳)が生活全般を支えている。
Cさんの母親は、「発達支援やショートステイを活用したいのに、市内に事業所がない。ほかにも困っている家族がいる」とD相談支援専門員に伝えた。
D相談支援専門員が、課題の解決に向けて市(自立支援)協議会に働きかけたところ、市内に該当する事業所がないことが明らかになった。
この事例で、地域におけるサービスの不足を解決するために、市(自立支援)協議会に期待される機能・役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答3
解説
正解は3です。
(自立支援)協議会は、障害者総合支援法に基づき、地域の関係機関が集まって、障害のある人への支援体制を協議する場です。
主な機能には、情報機能、調整機能、開発機能、教育機能、権利擁護機能、評価機能があります。
この事例では、「市内に該当する事業所がない」ことが明らかになっており、サービスそのものを地域に生み出すことが求められています。
【選択肢別解説】
1:× 困難な事例や資源不足の情報を共有・発信することは情報機能です。
課題を明らかにする段階の機能であり、事業所がないという不足そのものは解決しません。
2:× 権利擁護に関する取組は、虐待防止などに関わる機能です。
サービス不足の解決とは異なります。
3:○ 地域に不足しているサービスや事業所をつくり出すことは、開発機能です。
医療的ケアが必要な子どもが使える発達支援やショートステイを地域に生み出す役割が期待されます。
4:× 構成員の資質向上は、研修などによる教育機能です。
事業所がないという課題を直接解決するものではありません。
5:× 基幹相談支援センターの運営評価は評価機能です。
この事例の課題の解決には当たりません。
【ポイント】
個別の相談から見えた地域の課題を協議会で共有し、不足する社会資源を開発していく流れを押さえます。
「ない資源をつくる」は開発機能です。