Gさんはパーキンソン病(Parkinson disease)と診断され、薬物療法が開始されている。
立位で重心が傾き、歩行中に停止することや向きを変えることが困難である。
Gさんのこの症状を表現するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答5
解説
正解は5です。
パーキンソン病の症状の名称を問う問題です。
Gさんは「立位で重心が傾き、歩行中に停止することや向きを変えることが困難」です。
これは、からだのバランスを保つ反射が弱まり、姿勢を立て直せない状態を表しています。
【選択肢別解説】
1:× 安静時振戦は、じっとしているときに手足が震える症状です。
Gさんの重心の傾きや方向転換の困難とは異なります。
2:× 筋固縮は、筋肉がこわばり、関節を動かすと抵抗を感じる症状です。
姿勢を立て直せない状態を表すものではありません。
3:× 無動は、動作を始めにくい、動きが少なくなるといった症状です。
止まったり向きを変えたりできずにバランスを崩す状態とは異なります。
4:× 寡動は、動作が少なく遅くなる症状です。
無動と同様に動作の量や速さの障害であり、バランスの障害ではありません。
5:○ 姿勢保持障害が適切です。
からだが傾いたときに立て直す反射が弱まるため、歩行中に急に止まれなかったり、方向転換で転倒しやすくなったりします。
【ポイント】
パーキンソン病の四大症状は「安静時振戦・筋固縮・無動(寡動)・姿勢保持障害」です。
姿勢保持障害があると転倒しやすいため、方向転換は大きく回るように歩くなどの工夫をします。