正答1
解説
正解は1です。
脳の損傷で起こる半側空間無視の症状と介護上の注意を問う問題です。
半側空間無視とは、目は見えているのに、損傷した脳と反対側の空間にあるものに注意が向かず、認識できない状態です。
右の脳の損傷による左半側空間無視が多くみられます。
【選択肢別解説】
1:○ 食事のとき、認識できない側に食べ残しがみられます。
お膳の片側の料理に気づかないため、その側の料理だけが残ります。
2:× 半盲と介護方法は同じではありません。
半盲は視野の一部が欠ける障害で、本人は見えない側を自覚して顔を動かして補えますが、半側空間無視ではその側に注意自体が向きません。
3:× 半側空間無視は失行ではなく、失認の一つです。
失行は、運動機能に問題がないのに、目的に沿った動作ができなくなる障害です。
4:× 本人は半側空間無視に気づいていないことが多いです。
無視している側があること自体を認識できないためです。
5:× 認識できない側へまっすぐ歩くことは難しくなります。
無視している側の壁や物にぶつかりやすく、歩く方向も偏ります。
【ポイント】
介護では、認識できる側から声をかけ、食器や物は認識できる側に置くことが基本です。
リハビリテーションでは、無視している側に注意を向ける訓練も行われます。