40 歳の男性。
40.3℃ の発熱、強い呼吸困難、右胸の痛みと咳を訴えて来院した。
5 日前から感冒症状があり、発熱とのどの痛み、咳、痰が続いている。
尿検査で肺炎球菌抗原陽性であった。
低値を示すのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
高熱、呼吸困難、胸痛、咳・痰があり、尿中肺炎球菌抗原が陽性であることから、肺炎球菌による肺炎と考えられます。
肺炎では炎症反応の亢進と、肺でのガス交換の障害が起こります。
【選択肢別解説】
1:× 赤沈は低値ではなく高値(亢進)を示します。
炎症でフィブリノゲンやグロブリンが増え、赤血球が沈みやすくなるためです。
2:× 呼吸数は低値ではなく高値を示します。
ガス交換が障害されて低酸素状態になるため、呼吸数を増やして補おうとします。
3:× 末梢血好中球数は低値ではなく高値を示します。
細菌感染に対して骨髄から好中球が動員されるためです。
4:○ 血中酸素飽和度は低値を示します。
肺胞に炎症性の滲出物がたまり、酸素を血液に取り込めなくなるためです。
【ポイント】
細菌性肺炎では、白血球(好中球)増多、C反応性タンパク(CRP)上昇、赤沈亢進がみられます。
肺炎球菌は市中肺炎の原因菌として最も多く、高齢者には予防接種が勧められています。