正答4
解説
正解は4です。
肘関節後方脱臼は、肘関節伸展位で手を衝いて転倒したときに起こる、肘関節脱臼の大部分を占める型です。
尺骨と橈骨が上腕骨に対して後方へ外れます。
【選択肢別解説】
1:× 前腕長は延長ではなく、短縮してみえます。
前腕骨が後上方へ転位し、上腕骨下端と重なるためです。
2:× 肘頭は前側方ではなく、後方へ突出します。
そのため肘頭が高く位置し、ヒューター線が乱れます。
3:× 索状に触れるのは上腕二頭筋腱ではなく、上腕三頭筋腱です。
肘頭が後上方へ転位するため、上腕三頭筋腱が緊張して索状に触れます。
4:○ 肘関節は30〜40度の軽度屈曲位で弾発性に固定されます。
この肢位から屈伸させようとすると、ばねのような抵抗を感じます。
【ポイント】
肘関節後方脱臼と上腕骨顆上伸展型骨折は外観が似ています。
脱臼では弾発性固定がありヒューター線が乱れ、骨折では異常可動性があり、ヒューター線は保たれる点で区別します。