正答3
解説
正解は3です。
肩関節烏口下脱臼は、外転・外旋が強制されて骨頭が前方へ外れる脱臼です。
整復後は、前方の関節包や靱帯が緊張しない肢位で固定し、再脱臼を防ぎます。
【選択肢別解説】
1:× 水平伸展位は誤りです。
水平伸展は骨頭を前方へ押し出す方向であり、前方の損傷組織を伸張させて再脱臼を招きます。
2:× 外旋位は誤りです。
外旋は烏口下脱臼の受傷肢位に近く、前方関節包を緊張させるため避けます。
3:○ 軽度外転、30度水平屈曲、内旋位が正しい固定肢位です。
前方の関節包と靱帯が緩み、骨頭が前方へ外れにくい肢位になります。
4:× 水平伸展位と外旋位の両方が誤りです。
この肢位は骨頭を前方へ押し出す方向で、最も再脱臼しやすい肢位です。
【ポイント】
前方脱臼の受傷肢位は外転・外旋であり、固定肢位はその逆向きの内旋が基本です。
肘関節は90度屈曲位とし、三角巾や包帯で体幹に固定します。