正答4
解説
正解は4です。
骨折患者の診察では、まず生命に関わる異常がないかを確かめることが優先されます。
そのうえで局所の損傷を詳しく調べ、最後に整復の準備に入ります。
【選択肢別解説】
1:× 整復の準備から始めるのは誤りです。
全身状態や損傷部を確認する前に整復の準備をすると、ショックや合併症を見落とすおそれがあります。
2:× 整復の準備が最初になっている点が誤りです。
整復の準備は、全身状態と損傷部の確認を終えてから行います。
3:× 損傷部の確認より先に全身状態の観察を行う必要があります。
また整復の準備が全身状態の観察より前にある点も誤りです。
4:○ 全身状態の観察、損傷部の確認、整復の準備の順が正しい手順です。
上腕骨外科頸骨折は高齢者に多く、転倒による頭部外傷や他の骨折の合併にも注意が必要なためです。
【ポイント】
診察の基本は「全身から局所へ」です。
意識、顔色、呼吸、脈拍などの全身状態を確認してから、患部の腫脹や変形、神経・血管損傷の有無を調べます。