正答3
解説
正解は3です。
骨肉腫は、骨を作る性質をもつ腫瘍細胞からなる悪性骨腫瘍で、10歳代に好発します。
大腿骨の遠位や脛骨の近位など、膝の周りの長管骨の骨幹端部に多く発生します。
【選択肢別解説】
1:× 骨肉腫は長管骨の骨幹部ではなく、骨幹端部に好発します。
骨幹部に好発する悪性骨腫瘍はユーイング肉腫です。
2:× 骨肉腫が高率に転移するのは肝臓ではなく肺です。
血流に乗って肺に転移しやすく、肺転移の有無が予後を左右します。
3:○ 骨肉腫は単純エックス線でスピクラ状の骨形成を示します。
骨膜を突き破った腫瘍が、骨の表面から放射状にとげのような新生骨を作ります。
4:× 骨肉腫では血液中のアルカリフォスファターゼは低値ではなく高値を示します。
腫瘍細胞が盛んに骨を作るため、骨形成の指標が上昇します。
【ポイント】
骨肉腫の単純エックス線所見には、スピクラのほか、骨膜が三角形に持ち上がるコッドマン三角があります。
治療は化学療法と手術を組み合わせて行い、患肢温存術が多く行われます。