正答2
解説
正解は2です。
PIP関節(近位指節間関節)の背側脱臼では、PIP関節の背側にある正中索を損傷することがあります。
正中索が切れるとPIP関節が屈曲し、DIP関節が過伸展するボタン穴変形を生じます。
【選択肢別解説】
1:× 固定するのは損傷した示指であり、示指から小指まで全部を固定する必要はありません。
不要な指まで固定すると拘縮を招きます。
2:○ PIP関節は伸展位で固定します。
伸展位にすると切れた正中索の断端が近づき、ボタン穴変形を予防できます。
3:× 正中索損傷ではDIP関節を固定せず、自動屈曲運動を行わせます。
DIP関節を動かすと側索が背側に保たれ、ボタン穴変形の予防に役立つからです。
4:× 正中索の修復には時間がかかり、5週より長い固定が必要とされます。
6週前後PIP関節を伸展位に保つのが一般的です。
【ポイント】
正中索損傷は「PIP関節は伸展位で固定、DIP関節は自由に動かす」と覚えます。
放置するとボタン穴変形が残り、治療が難しくなります。