正答4
解説
正解は4です。
三角筋付着部より遠位の上腕骨骨幹部骨折では、近位骨片が三角筋に引かれて外転・前方へ転位します。
そのため、近位骨片の向きに合わせて肩関節を外転位で固定します。
【選択肢別解説】
1:× 肩関節は内旋位ではなく外転位で固定します。
近位骨片が外転しているので、遠位骨片をその向きにそろえる必要があります。
2:× この骨折で標準的に用いるのは、肩関節を外転位に保てる外転副子です。
U字副子だけでは近位骨片の外転転位に合わせた肢位を保てません。
3:× 固定期間は3〜5週では短すぎます。
上腕骨骨幹部骨折は骨癒合に時間がかかり、8〜10週程度の固定を要します。
4:○ 初期安静期を過ぎると機能的装具の適用となります。
上腕を周囲から圧迫して支える装具で、肩や肘を動かしながら骨癒合を促せます。
【ポイント】
骨幹部骨折は「三角筋付着部より近位なら近位骨片は内転、遠位なら外転」と転位を整理します。
骨幹部中央は血行が乏しく、遷延治癒や偽関節に注意が必要です。