正答4
解説
正解は4です。
胸鎖関節脱臼は前方脱臼が大部分で、鎖骨の内側端(胸骨端)が胸骨に対して前方へ外れます。
後方脱臼では、気管などの圧迫症状に注意が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 胸鎖関節前方脱臼は、不全脱臼が多いとはされていません。
鎖骨内側端が前方へ転位して突出する脱臼が典型で、整復は容易でも保持が難しいことが特徴です。
2:× 呼吸障害は前方脱臼ではなく、後方脱臼で起こります。
後方へ転位した鎖骨内側端が、気管や食道、大血管を圧迫するためです。
3:× 前方に突出するのは胸骨ではなく、鎖骨の内側端です。
胸骨の位置は変わりません。
4:○ 鎖骨は肩関節の外転・挙上に伴って胸鎖関節で動きます。
脱臼すると疼痛で鎖骨を動かせず、肩関節の外転が制限されます。
【ポイント】
前方脱臼は予後が比較的良好です。
後方脱臼は縦隔の臓器を圧迫するため、緊急性が高い脱臼です。