正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
脛骨は前内側が皮膚の直下にあるため、下腿骨骨幹部骨折は開放骨折になりやすい骨折です。
好発部位、変形、偽関節、骨折線の走行が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 好発部位は脛骨の中央部ではなく、中央と下1/3の境界部(中下1/3境界部)です。
脛骨はこの部位で最も細くなり、断面の形も変わるため骨折しやすいです。
2:× 横骨折が定型的に前方凸変形となるわけではありません。
横骨折は主に直達外力で生じ、骨片の転位や屈曲の方向は外力の作用方向によって決まります。
3:○ 脛骨の中下1/3部は栄養血管からの血流が乏しく、前内側は筋に覆われていません。
そのため骨癒合が遅れやすく、遷延治癒や偽関節になりやすいです。
4:○ 介達外力による斜骨折や螺旋骨折では、骨折線は前内方から後外上方へ走るのが定型です。
このため骨片の鋭い断端が前内側の皮膚を突き破り、開放骨折を起こしやすいです。
【ポイント】
脛骨の中下1/3部骨折では、開放骨折、偽関節、コンパートメント症候群に注意が必要です。
脛骨の前内側面は皮下にあるため、骨片による皮膚損傷を常に意識します。