18歳の男子。
高校でハードルの選手である。
2か月前にハムストリングス1度損傷を発症した。
患者から「『肉離れはくせになる』とSNSで見たのですが、再発予防はどうしたらいいですか?」と質問があった。
説明で誤っているのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
ハムストリングス肉離れの再発予防に関する説明内容を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った説明)です。
肉離れの再発には、筋の柔軟性低下、疲労の蓄積、不十分なリハビリテーションが関係します。
【選択肢別解説】
1:× 正しい説明です。
ハムストリングスが硬いと、疾走時に筋が引き伸ばされる際の負担が大きくなります。
筋の硬さは肉離れの危険因子なので、その関連を説明するのは適切です。
2:× 正しい説明です。
持続的な負荷で筋に疲労が蓄積すると、筋の伸張性や協調性が低下します。
練習量の管理や休養に注意するよう説明するのは適切です。
3:× 正しい説明です。
ストレッチでハムストリングスの柔軟性を保つことは、再発予防の基本です。
4:○ 誤った説明なので、これが答えです。
踵殿距離(HBD)は、腹臥位で膝を曲げて踵と殿部の距離を測る検査です。
これは大腿四頭筋(特に大腿直筋)の柔軟性を評価する指標です。
ハムストリングスの柔軟性は、下肢伸展挙上(SLR)角度などで評価します。
【ポイント】
踵殿距離は大腿四頭筋、SLR角度はハムストリングスの柔軟性の指標と区別します。
肉離れの再発予防は柔軟性の獲得、疲労管理、段階的な競技復帰が柱です。