正答2
解説
正解は2です。
鼡径部痛症候群(グロインペイン症候群)の概念を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
鼡径部痛症候群は、明らかな器質的疾患がないのに鼡径部周辺に痛みが生じる症候群の総称です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
サッカーのキック動作や切り返し動作など、スポーツに関連して発生することが多いです。
体幹から下肢にかけての柔軟性・筋力・協調性の低下が背景にあります。
2:○ 誤った記述なので、これが答えです。
鼡径部痛症候群は、股関節唇の損傷そのものを指す病名ではありません。
股関節唇損傷は鼡径部痛を起こす器質的疾患の一つで、鑑別すべき疾患として扱います。
3:× 正しい記述です。
内転筋の近位部(恥骨付着部周辺)は、痛みが出やすい代表的な部位です。
ほかに鼡径管周辺や下腹部に痛みが出ることもあります。
4:× 正しい記述です。
治療は保存療法が基本です。
安静と、体幹・股関節周囲の柔軟性や筋の協調性を改善するリハビリテーションを行います。
【ポイント】
鼡径部痛症候群は「器質的疾患を除いた鼡径部痛の総称」で、サッカー選手に多い障害です。
股関節唇損傷や疲労骨折、ヘルニアなどの器質的疾患は鑑別の対象になります。