正答1
解説
正解は1です。
手の骨折の中で発生頻度が最も高い骨折を問う問題です。
手指は物に挟まれたり、ドアや機械で押しつぶされたりする外傷を受けやすい部位です。
最も末端にある末節骨は、こうした直達外力を最も受けやすい骨です。
【選択肢別解説】
1:○ 末節骨骨折は手の骨折で最も多くみられます。
指先を挟む・打つなどの挫滅外傷で起こりやすく、爪下血腫や爪床損傷を伴うことがあります。
2:× 中節骨骨折は、指骨骨折の中では比較的少ない骨折です。
末節骨より中枢にあり、直接の挫滅を受ける機会が少ないためです。
3:× 基節骨骨折は少なくありませんが、末節骨骨折より頻度は低いです。
転位すると骨間筋や虫様筋の作用で掌側凸の変形をとるのが特徴です。
4:× 中手骨骨折も頻度の高い骨折ですが、末節骨骨折ほどではありません。
第5中手骨頸部骨折(ボクサー骨折)が代表的です。
【ポイント】
手の骨折の頻度は、指先に近い末節骨が最も高いと覚えます。
末節骨骨折では爪下血腫・爪床損傷の合併を確認します。