正答2
解説
正解は2です。
頭蓋底骨折の発生機序と症状を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
頭蓋底骨折は、頭蓋円蓋部に加わった外力が頭蓋底へ波及して生じることが多い骨折です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
頭蓋底は外から直接打たれにくい部位です。
前頭部や後頭部への打撃の力が伝わって骨折する、介達外力による発生が多くみられます。
2:○ 誤った記述なので、これが答えです。
陥凹骨折は頭蓋冠(円蓋部)の骨折で、頭蓋底骨折の特徴ではありません。
小児の骨は軟らかいため、頭蓋冠にピンポン球状の陥凹骨折がみられることはあります。
しかし、頭蓋底骨折では線状骨折が主体で、陥凹骨折が多いという記述は誤りです。
3:× 正しい記述です。
前頭蓋窩の骨折では、眼窩周囲に眼鏡状の皮下出血斑(ブラックアイ)がみられます。
4:× 正しい記述です。
中頭蓋窩の骨折では、受傷後しばらくして耳介後方の乳様突起部に皮下出血斑が現れます。
これをバトル徴候といいます。
【ポイント】
頭蓋底骨折の三大所見は、ブラックアイ、バトル徴候、髄液漏(鼻・耳からの髄液の流出)です。
陥凹骨折は頭蓋冠骨折、特に小児の骨折の特徴として区別して覚えます。