正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
高齢者では骨粗鬆症により骨がもろくなっており、転倒などの軽い外力で骨折しやすくなります。
【選択肢別解説】
1:○ 緻密骨に多く起こるという記述は誤りです。
高齢者の骨折は緻密骨ではなく、骨粗鬆症の影響を受けやすい海綿骨の多い部位に多く起こります。
代表は椎体・大腿骨頸部・橈骨遠位端・上腕骨近位端です。
2:× 転倒で生じやすいという記述は正しいです。
筋力やバランス能力の低下で転倒しやすく、大腿骨近位部骨折の多くは転倒が原因です。
3:× 軽度の外力で生じるという記述は正しいです。
骨の強度が低下しているため、立った高さからの転倒程度の外力でも骨折する脆弱性骨折が多くみられます。
4:× 自家矯正能が乏しいという記述は正しいです。
高齢者は骨の成長や旺盛な骨の再構築が期待できないため、残った変形はほとんど矯正されません。
【ポイント】
高齢者に多い4大骨折は、脊椎椎体骨折・大腿骨近位部骨折・橈骨遠位端骨折・上腕骨近位端骨折です。
海綿骨は骨の表面積が大きく、骨粗鬆症による骨量減少の影響を受けやすい組織です。