正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
外科手術の基本手技である結紮・縫合・抜糸・吻合に関する知識を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 外科結びは女結びより緩みにくいという記述は正しいです。
外科結びは1回目に糸を2回絡めるため摩擦が大きく、結び目が緩みにくいためです。
2:○ 人工血管吻合に吸収性縫合糸を用いるという記述は誤りです。
人工血管の吻合には、吸収性ではなく非吸収性の縫合糸(ポリプロピレンなど)を用います。
人工血管は自己組織と癒合しないため、糸が吸収されると吻合部が離れてしまうからです。
3:× 抜糸の時期は顔面の方が体幹部より早いという記述は正しいです。
顔面は血流が豊富で創が早く治り、傷跡を残さないためにも4〜5日程度で抜糸します。
4:× 消化管吻合に自動吻合器が使用されることが多いという記述は正しいです。
自動吻合器は吻合を短時間で確実に行えるため、広く用いられています。
【ポイント】
縫合糸は、吸収性(消化管や皮下の縫合)と非吸収性(血管・腱・人工物)を使い分けます。
抜糸の時期は、顔面や頸部が早く、背部や下肢が遅いと覚えましょう。