正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った処置)です。
広範囲熱傷では、皮膚のバリア機能が失われるため、感染対策と創の早期閉鎖が治療の柱になります。
【選択肢別解説】
1:× 無菌的な操作は正しい処置です。
熱傷創は細菌が増えやすく、創感染から敗血症に進むおそれがあるためです。
2:× 壊死組織の切除は正しい処置です。
壊死組織は細菌の温床になるため、デブリードマンで取り除きます。
3:× 植皮による創閉鎖は正しい処置です。
深い熱傷では自然な上皮化が望めないため、早期に植皮で創を閉鎖して感染と体液の喪失を防ぎます。
4:○ 抗菌薬の全身投与は、熱傷の処置として一律に行うものではありません。
予防的に全身投与しても感染を減らす効果は乏しく、耐性菌を生む危険があるためです。
全身投与は感染の徴候があるときに行います。
【ポイント】
広範囲熱傷の初期治療では、大量の輸液による循環の維持が最も重要です。
熱傷面積は、成人では9の法則で概算します。