正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
肺血栓塞栓症は、静脈系でできた血栓が肺動脈に詰まり、肺の血流が途絶える病気です。
【選択肢別解説】
1:○ 肺静脈に血栓を認めるという記述は誤りです。
血栓が詰まるのは肺静脈ではなく肺動脈です。
下肢などの静脈からはがれた血栓が、右心系を通って肺動脈に流れ込みます。
2:× 悪性腫瘍に合併しやすいという記述は正しいです。
悪性腫瘍では血液が固まりやすい状態になり、静脈血栓ができやすくなるためです。
3:× 突然の呼吸困難で発症するという記述は正しいです。
肺動脈が急に閉塞して酸素の取り込みが妨げられ、呼吸困難や胸痛が起こります。
4:× 下肢深部静脈の血栓が原因となるという記述は正しいです。
原因となる血栓の大部分は、下肢や骨盤の深部静脈で形成されます。
【ポイント】
長期臥床・手術後・長時間の座位・肥満・妊娠などが、深部静脈血栓症の危険因子です。
予防には早期離床、下肢の運動、弾性ストッキングの着用などが行われます。