正答4
解説
正解は4です。
体幹や四肢の視診で得られる所見と、その原因となる疾患・状態を組み合わせる問題です。
形態の特徴と、それを起こすしくみをあわせて押さえることが大切です。
【選択肢別解説】
1:× マルファン症候群で典型的にみられる胸郭変形は、扁平胸ではなく漏斗胸や鳩胸です。
結合組織の異常により胸骨が陥凹したり突出したりします。
2:× 腓骨神経麻痺でみられるのは内反膝ではなく下垂足です。
足関節と足趾の背屈ができなくなり、鶏歩を呈します。
内反膝(O脚)はくる病や変形性膝関節症などでみられます。
3:× 尺骨神経麻痺でみられるのはくも状指ではなく鷲手(かぎ爪変形)です。
くも状指は指が細長くなる所見で、マルファン症候群でみられます。
4:○ 腹部皮膚線条は妊娠を経験した女性にみられます。
妊娠中に腹部の皮膚が急速に引き伸ばされて真皮が断裂し、線状の跡(妊娠線)が残るためです。
【ポイント】
赤紫色で幅の広い皮膚線条はクッシング症候群の特徴です。
マルファン症候群では、高身長・くも状指・水晶体の偏位・大動脈解離などがみられます。