正答2
解説
正解は2です。
ビリルビンは赤血球のヘモグロビンが分解されてできる色素です。
肝臓でグルクロン酸抱合を受ける前を間接ビリルビン、受けた後を直接ビリルビンといいます。
間接ビリルビンの増加は、溶血による産生過剰か、肝臓での抱合障害で起こります。
【選択肢別解説】
1:× 胆管炎で増加するのはおもに直接ビリルビンです。
胆管の閉塞や炎症で、抱合済みのビリルビンが胆汁中に排泄されず血中に逆流するためです。
2:○ 新生児黄疸では間接ビリルビンが増加します。
新生児は赤血球の寿命が短く分解が多いうえ、肝臓のグルクロン酸抱合酵素が未熟なためです。
3:× ファーター乳頭部癌で増加するのはおもに直接ビリルビンです。
総胆管の出口が腫瘍で閉塞し、閉塞性黄疸を起こすためです。
4:× デュビン・ジョンソン症候群で増加するのは直接ビリルビンです。
抱合後のビリルビンを毛細胆管へ排泄する機構に先天的な異常があるためです。
【ポイント】
間接ビリルビン優位は「溶血性貧血・新生児黄疸・ジルベール症候群」です。
直接ビリルビン優位は「閉塞性黄疸・デュビン・ジョンソン症候群・ローター症候群」と対比して覚えましょう。