正答3
解説
正解は3です。
図は肝小葉の模式図です。
Aは小葉の辺縁で小葉間胆管・肝動脈と並んで走る小葉間静脈(門脈の枝)で、Bは小葉の中心に位置し類洞が集まってくる中心静脈です。
肝小葉では、血液は辺縁のAから類洞を通って中心のBへ流れます。
【選択肢別解説】
1:× Aには動脈血ではなく門脈血が流れます。
Aは門脈の枝で、消化管や脾臓から戻ってきた静脈血を運ぶためです。
2:× Bには動脈血ではなく静脈血が流れます。
Bは中心静脈で、肝細胞との物質交換を終えた血液が集まり、肝静脈から下大静脈へ出ていくためです。
3:○ 消化管で吸収された栄養素はAに流れます。
小腸で吸収された糖やアミノ酸は門脈に入り、その枝である小葉間静脈(A)を経て肝小葉に運ばれるためです。
4:× 肝臓で合成されたアルブミンはAではなくBに流れます。
肝細胞で作られたたんぱく質は類洞に分泌され、中心静脈(B)から全身循環に出ていくためです。
【ポイント】
門脈・肝動脈・胆管の3つが小葉辺縁で並ぶ構造を「門脈三つ組」と呼びます。
血液は辺縁から中心へ、胆汁は中心から辺縁へと逆向きに流れることを押さえましょう。