正答1
解説
正解は1です。
小脳の損傷で起こる症状を問う問題です。
小脳は、運動の速さや距離、力の大きさを調節して、動きを円滑にする働きを持ちます。
【選択肢別解説】
1:○ 推尺異常(測定障害)は、目標までの距離を正しく測れず、行き過ぎたり手前で止まったりする症状です。
運動の協調が障害される小脳損傷の代表的な症状で、指鼻試験で確認します。
2:× 仮面様顔貌は、表情が乏しくなる症状です。
大脳基底核の障害であるパーキンソン病でみられます。
3:× 静止時振戦は、安静にしているときに起こるふるえです。
パーキンソン病でみられ、小脳損傷では動作時に強まる企図振戦がみられます。
4:× バビンスキー反射は、足底をこすると母趾が背屈する病的反射です。
錐体路(皮質脊髄路)の障害でみられ、小脳損傷の症状ではありません。
【ポイント】
小脳症状は、推尺異常・企図振戦・運動失調・反復拮抗運動不能・筋緊張低下などです。
パーキンソン病の静止時振戦と小脳の企図振戦を区別します。