正答2
解説
正解は2です。
除脳固縮は、中脳の上丘と下丘の間で脳幹を切断したときにみられる状態です。
四肢と体幹の伸筋(抗重力筋)の緊張が著しく高まり、四肢が突っ張った姿勢になります。
【選択肢別解説】
1:× 除脳固縮で亢進するのは伸筋の緊張です。
屈曲反射(逃避反射)が亢進することは特徴ではありません。
2:○ 除脳固縮では伸筋の伸張反射が亢進しています。
上位からの抑制がなくなり、前庭神経核などからの促通が優位になるためです。
3:× α運動ニューロンは抑制されず、むしろ活動が高まっています。
そのため伸筋が持続的に収縮します。
4:× γ運動ニューロンは抑制されるのではなく、活動が亢進しています。
γ運動ニューロンが筋紡錘の感度を高めるため、伸張反射が強まります。
【ポイント】
除脳固縮は、γ運動ニューロンの活動亢進による伸張反射の亢進が主な原因です。
後根を切断すると除脳固縮が消えることが、伸張反射の関与を示す根拠です。