正答3
解説
正解は3です。
肘関節後方脱臼を整復したあと、クラーメル副子で固定する範囲を問う問題です。
肘関節は90度屈曲位、前腕は回内・回外中間位で固定します。
【選択肢別解説】
1:× 前腕近位までの固定では、前腕の回旋を制限できません。
肘関節の安定が得られないため、範囲として不十分です。
2:× 前腕遠位までの固定では、手関節の動きで前腕の筋が働きます。
その結果、肘関節に力が加わるため不十分です。
3:○ 上腕近位部からMP関節(中手指節関節)の手前までを固定します。
前腕の回旋と手関節の動きを抑えつつ、手指は動かせるようにします。
4:× PIP関節(近位指節間関節)の手前まで固定すると、MP関節の動きまで制限します。
手指の拘縮を招くため、範囲が広すぎます。
【ポイント】
肘関節後方脱臼の固定は「上腕近位部からMP関節手前まで・肘90度屈曲位」です。
固定中も手指は積極的に動かし、浮腫と拘縮を防ぎます。