正答1
解説
正解は1です。
肩腱板損傷は、棘上筋を中心とした腱板が断裂する外傷・障害です。
中高年に多く、肩の挙上時の痛みと筋力低下が主症状です。
【選択肢別解説】
1:○ 腱板が断裂すると、その筋が働かなくなり萎縮します。
特に棘上筋や棘下筋の萎縮が、肩甲骨の棘上窩・棘下窩のへこみとしてみられます。
2:× 腱板損傷の有痛弧は、肩関節外転150度以上ではなく、およそ60〜120度の範囲で生じます。
大結節が肩峰の下を通過するときに腱板が挟まれて痛むためです。
3:× 腱板損傷の圧痛は、肩峰のすぐ前外側下方の大結節部にみられます。
烏口突起の外側付近は結節間溝に近く、ここの圧痛は上腕二頭筋長頭腱炎を疑う所見です。
4:× 単純エックス線画像での石灰沈着は、石灰沈着性腱板炎の所見です。
腱板損傷そのものは腱の断裂なので、エックス線写真には直接写りません。
【ポイント】
腱板損傷は、有痛弧徴候、ドロップアームサイン、棘上筋・棘下筋の萎縮で覚えます。
断裂の確認にはMRIや超音波検査が有用です。