正答3
解説
正解は3です。
腹部の臓器は、腹膜に包まれ腹腔内にある臓器と、腹膜の後ろにある後腹膜臓器に分けられます。
後腹膜腔に血腫があることから、後腹膜臓器の損傷を考えます。
【選択肢別解説】
1:× 小腸(空腸・回腸)は腸間膜に支えられた腹腔内の臓器です。
損傷すると腹腔内に出血や腸内容が漏れ、腹膜炎を起こします。
2:× 肝臓は大部分が腹膜に覆われた腹腔内の臓器です。
損傷すると主に腹腔内に出血します。
3:○ 膵臓は胃の後ろにある後腹膜臓器です。
損傷すると後腹膜腔に血腫を作ります。
バイクのハンドルなどで上腹部を強く打つと、脊椎との間で挟まれて損傷しやすいです。
4:× 脾臓は腹膜に包まれた腹腔内の臓器です。
損傷すると腹腔内に大量に出血します。
【ポイント】
後腹膜臓器は、膵臓、十二指腸(大部分)、腎臓、副腎、尿管、腹部大動脈、下大静脈と覚えます。
膵損傷は初期の症状が乏しく、見逃されやすいので注意します。