正答2
解説
正解は2です。
短腓骨筋は腓骨外側面から起こり、第5中足骨粗面(基部外側)に停止します。
図の4つの損傷のうち、短腓骨筋の牽引で起こるものを選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× aは、第5中足骨の近位骨幹部に骨折線が描かれています。
基部より遠位の骨幹部の骨折で、疲労骨折(ジョーンズ骨折)の部位にあたります。
短腓骨筋の停止部である基部とは位置が異なります。
2:○ bは、第5中足骨基部の外側端が小骨片として分離しています。
足部が内がえし強制されたとき、短腓骨筋に引かれて裂離した骨折(下駄骨折)です。
3:× cは、第2中足骨頭の先端に小さな骨片が分離している図です。
第2中足骨頭に生じる骨端症(フライバーグ病)などの病変の部位にあたり、短腓骨筋は関与しません。
4:× dは、第2中足骨の骨幹部が紡錘状に膨らみ、両方向の矢印で示されています。
疲労骨折(行軍骨折)で生じる仮骨の膨隆を示しており、短腓骨筋は関与しません。
【ポイント】
第5中足骨は、基部の裂離骨折(短腓骨筋)と近位骨幹部の疲労骨折(ジョーンズ骨折)を区別します。
第2・第3中足骨の骨幹部は行軍骨折の好発部位です。