正答1
解説
正解は1です。
顎関節前方脱臼は、あくびや大きな開口で下顎頭が関節結節を越えて前方へ外れるものです。
口を開けたまま閉じられなくなります。
【選択肢別解説】
1:○ 前方脱臼では下顎頭が関節結節を越えて前方へ移動します。
このとき関節円板も前方へ移動し、関節窩から逸脱します。
2:× 下顎頭は関節結節の後方ではなく、前方に位置します。
関節結節の前方に引っかかるため、自力で閉口できなくなります。
3:× 外側翼突筋は弛緩するのではなく、緊張します。
外側翼突筋は下顎頭を前方へ引く筋であり、咬筋などの緊張とともに脱臼位を保持してしまいます。
4:× 顔面神経麻痺は通常合併しません。
主な症状は開口位での閉口不能、耳珠前方の陥凹、流涎、言語障害です。
【ポイント】
顎関節前方脱臼は「開口位で固定・耳珠前方の陥凹・下顎頭は関節結節の前方」と覚えます。
整復は口内法(ヒポクラテス法)や口外法で、下顎を下方へ押してから後方へ戻します。